できごと

ここは性行動が多いと言った大人やコンドームの事

 私はずっと人とのかかわりのもち方がわからなくて、大人に罰を受けてる子どもたちを見ても、何もできなくて、家族外の者からの被害を子ども時代に受けたりむごい世界を見たりして、それでも、この世界に染まらずにあることはできると、そうありたいとずっと思ってる。

 

 私たち子どもたちにはコンドームが必要だった。大人は、子どもたちを罰していた。でも、性非行とされるものには、逃げられなくて強制されたり(性別問わず)、あるいは家族があてにならない中、若者同士愛情をもって、かかわるものもあると思う。全てを罰してもなくならないと思った。死角(あるいは愛情や未知なもの)は常にあるから。だから、怯える私に「真面目な子」と言うより、私や全ての子にコンドームを配布して欲しかった。

 

 あの子とあの子はカップル、ここは性行動が多い、といった話を大人が私にした時点で、良い悪いじゃなく、すべての者にコンドーム配布を考えなければ、実情に即していない。

 コンドームがあれば、男の子も女の子も、自分の身を大切にしようとできる。

 

 私は人とともに愛情深くあることはとても苦手で、奥手で気弱でナイーブだったけれど、誰か少年少女達が愛情深くあろうとする時にコンドームより罰を与えて欲しくなどなかったし、

 

 人とのかかわりのもち方は自分は下手だけれど、知りたいことがたくさんあって、今もその問いを持ち越していて、過去を見るのはつらいけれど、見たくないものも見ようとする人生を生きようと思ってる。

 

 私は自己規範を探していたので、大人たちからの罰は役に立たなかったし、それと、厳しい罰や性被害と性売の関連を考えるようになったのは、ずっと歳月を経てから。

 子どもの頃のことは、たいしたことでなく、とりとめもなくて、これからも書けないものもあると思う・・・

 

 大人になってからは、子どもの頃と違って男性も女性も適切にコンドームを使用する人も多いと知っていった。

 子どもの頃の、コンドームが配布されず、罰しかなかった頃のことは、覚えておきたい。