できごと

小さな子のことを心から祈れるようになりたい

子どもの頃に知らせてもらえなかった里親制度のことをもう少し知りたくて、可能な範囲で里親さんに関することを読んでいる。里親志望ではなくても里親さんのことを知りたい。

 

放置されたままの子ども、暴力的な子、被害を受けている子どもも、いたと思う。

いた、と言えるようになりたい。いない、雑作もないことだ、と思おうとしてエネルギーを使ってしまっている。とても強い、嘘だと思いたい気持ちがある。もし私達子ども達にもっと、世の中に里親さんがいると知らせてもらえていたら・・・。「自分も里親さんのところへ行きたい」と言える例を、いくつか知るようになり、希望だと感じてる。私は施設で忍耐できる、でも小さい子にはやはり施設はそぐわないと思う。ある資料を読んだら、ある外国では施設にいる子が、里親がしている相談先へ電話をかけられる内容だったと思う。

 

私がいくら全ての子どもと距離をとっても何にもならなかった。建物内で子ども何人かが騒いで、迷惑したり怯えたり被害を受けたり見たりする子を、誰も何もできない。

上下関係や、弱い子への集団からのアタックなどを注意している施設なら・・・ううん、でも小さい子は最初から里親さんのところがいい。7歳の子でも、2年も(粗暴な)施設にいさせたくない。特に性非行の渦中に入らせたくない。

ここは性非行が本当に多いと、大人女性は言っていた・・・。でも、嘘だと思いたい。

私は懸命に全ての子から距離を置くだけで、外の誰かに言おうともできなかった。今も性に関する話は、もうしたくない、できない、なのにふっと沸き起こる。被害を受けている子がいた、と言えるようになりたい。

 

そして里親志望ではなくても、里親さん関連のことをもう少しだけでも知っていきたい・・・。小さな子のことを、心から祈れるようになりたい。