できごと

包括的な母子支援や家事援助について

自分が何がわかってないかもわかってないので考えてみる・・・。

 

子どもの頃のことだけが体の中に満ちていて、

誰にもそれを言う必要がないと思っていたのは、2016年までだった。

里親の機関紙「新しいふれあい」を見つけて(団体のイメージを持たず、

団体などがあるとは考えたこともなかった)、私に何が足りなかったか

わかり、少しずつ心に広がりが生まれていった。自分をはぐくみ育てること

と、小さき誰もいない子や必要な子へ里親が見つかるよう、祈ることが

できるようになった。また一歩ずつ、包括的な母子支援のことも、

まずは知ることから始めた。

 

一緒にいた子が今どうしているか、気になることがある・・・

 

 

家事援助について・・・。

私は全然、何がなんだかわからないけどイメージでは

 

生活保護でも仕事をしてても、週に何度かヘルパーさんが来て、

おかずをつくってくれれば、へとへとにならずに、

子どもと過ごすことができるかもしれないし・・・

 

男女センタで読んだ報告書の「依存症女性子育て支援ネットワーク構築のために」では、たしか、

いつも非常に我慢している本人当事者たちを励まして

何をしてほしいのかを発言してもらい聴き取っていた。

書いてあったのが、おかずを作ってほしい、聴いてほしい、

困りごとをしてほしい、みたいな感じだったと思う。

 

私はその本(と書籍「その後の不自由」だったかな)で具体的にはじめて、

誰かが訪問して手伝ってくれるシステム?を活用してる事例が

あるのかな?と知りはじめた。

具体的に誰がどう来てくれるかわからないので、調べなきゃ。

大人になり長く経ってやっと知ったのは

自立支援制度→訪問看護ステーションに依頼(これをするにあたり問い合わせは保健センターのようだ)

でたぶんヘルパーさんが来て生活の困りごとを頼めるんだなと。(他にもあるか調べたい。)

母にも1人暮らしの若者にも。

(書籍「踏切に消えたナオ」で、施設育ちでパンツが1枚しかないナオにも

それを知って知らせたのは友人で、ヘルパー的存在はいなかったと思う。

保健師さんの描写はあった)

 

・・・かつて、私が子ども・少女だったころ、家事援助を

よく知っている大人や、広報に取り組んでいる大人、

知らせてくれる大人は、見あたらなかった。

(DVのカードパンフに家事援助とか載ってないかな)

 

里親に行ける子どもはまだ2割ぐらいだという。

養育費を支払ってもらえるひとり親は、2割ぐらいだと聞いた。(諸外国では8割の国々もあるそうだ)

兵庫県明石市が、

養育費立て替えの取り組みをしてくれてる。大阪と東京も始めるらしい。

ほんとに最近の話らしい。うれしい。

 

・・・・・

 

私がほかの誰か達の生活を気がかりな理由は?・・・

・・・どこでも、荒れていたり沈んでいた同級生や子どもがいたため、

たぶん、暮らしに何かどこか大変さがあったのではと。

里親団体の機関紙で、里親さんの元で過ごす里子さん養子さんの、

素敵な事例をたびたび読む。

おそらく、虐待された過去を持ち、複合的な困難を生き抜きながら、

試行錯誤して、母と子どもで暮らせるようになった方達も

見えづらいだけで、少なからずいる。

それがもっと一般に知られるようになれば・・・。

諸外国のように8割が養育費を立て替えなどで支払われるようになれば、

家事援助の取り組みももっと一般に知られるようになるのかな

家事援助について書かれた本を探してみようと思う。

DVを受けている方や子どもを施設に預けた段階ですぐ

家事援助についても知らせているのか知りたい。

 

(里親関連本をたくさん読んで自分を育んでから、私は、

世代的な困難を持ちながらも恢復をはじめて母子で暮らそうとするような方や

親元から出てシェルターへ行くような子どもや、DVなどを受けた母子のことも

まず知りたいと思うようになれた。

たとえば、赤ちゃんを育てたいか迷う若い女性には、必要であれば

里親制度から母子施設や家事援助まで、わかりやすく伝わって欲しいと思う。

家事援助については、実際に身近な先輩仲間が家事援助を活用してる例が

あれば、スムーズにわかりやすいと思う。

私の場合は、指定難病になって家事援助が要るようになるまで、

漠然としたイメージしかなく、肯定的に感じられなかった。

それと自分の課題として、家事援助を知ると、沢山の皆がすでに

家事援助を知って活用しており、知らなかったのは私だけという感覚になる。

あるいはそんなに必要な制度ではない、みたいな感覚をもつ・・・謎。

けれど放浪したり、受刑したり、体調をとても崩す前に、

家事援助等はもっと活用されてほしい。

 

何がなんだかわからない・・・という感じがしんどいので心を探ってみた・・・。

福祉について基礎的なことがわかれば、私は祈ることと、息長い母子支援や、当事者の恢復の物語を一歩ずつでも

知ろうとすることができる・・・。

里親が必要な子どもは里親が見つかり、家事援助や包括支援が必要な方にはそれが見つかり、

全ての一人ひとりに本人に合った福祉が見つかりますように。)