できごと

毎回、確認するなくしそうな想い:小さな子たちが乳児院や施設に長く取り残される前に

わたしの、毎回、確認するなくしそうな想いとは

基礎的な情報を子どもに渡してほしい。子どもだけの建物は暴力リスクの高い環境。願いは、小さな子たちが乳児院や施設に長く取り残される前に、新しくあたたかな里親家庭で支えられ、子どものこころ、子供時代を、もてるようになること。
たとえ新しい家庭へ養子縁組が叶わなくてもすてきな里親家庭へ行くことや、週末里親、季節里親への望みを絶たれない事。そのための、基礎的情報の共有がほしい。

ということ。

 

殺伐な気持ちの渦の中で、「あの子を里親さんのもとへ出そうと尽力して下さった職員さんがいらしたそうです。」というような里親さんのいくつかの言葉で自分を希望につなぎとめる。かつて、わたしの目の前には小さな子の静謐な虚無があり続けたけど、そういうことがなくなる希望を持たせてくれる、すてきな里親さん家庭と色んなすてきな家庭に心を魂を近づけてあたためる。

 

情報への執着心、所有欲、子どもの頃もらえる子たちへの嫉妬心は、ある。子どものころ、なぜ情報をもらえなかったのだろう、わたしのように子どものころ情報が不可欠だった子が情報をもらえてほしい。うらやましい、ほしくてしょうがない、過去形にならない。わたしは少し大きくなってから、一時期施設にいただけ、それだけだけど今もショックが抜けない。リアルな断片の映像が繰り返し目もとに侵入する。慣れはあるけど。

 

入りたくなかった、逃げ出したかった。子どもはなにも選べない、苦痛を出されたら苦痛を受け取り、恋愛を出されたら恋愛を受け取る。長くいる小さな子はそれでも静謐で、落ち着いていて、恐怖を感じさせる。

 

その元を探ると私個人の本音は…「このようであっていいの? いいえ、いいはずがない。それなのに、取り残されて・・・、大人は、誰も、幼い子を決して見つけない。この幼い子は、いない。」「幼い子達は、群像になってて、とけ切ってて、わたしがひとの心をもってたら、壊される。・・・・・・・・・わたしもこんな風にずっといなきゃいけないの?」
わたしには密かに粗悪な悪性な本心があると気が付いてしまい恐れる

 

・・・だめ、
この気持ち直視できない。ちょっとストップ・・・

小さな子が、疲れ果て、建物内で虚無になり続け、いなくなり果てる前に、「わたしのような少し大きな子」からダメージを受ける前に、

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

一応、ストップです。
けものの感覚が私個人にある以上、けものの罪を自覚して、記事序盤の、わたしというわたしなりのひとの心

「基礎的な情報を子どもに渡してほしい。子どもだけの建物は暴力リスクの高い環境。願いは、小さな子たちが乳児院や施設に長く取り残される前に、新しくあたたかな里親家庭で支えられ、子どものこころ、子供時代を、もてるようになること。
たとえ新しい家庭へ養子縁組が叶わなくてもすてきな里親家庭へ行くことや、週末里親、季節里親への望みを絶たれない事。そのための、基礎的情報の共有がほしい。」

これを、くるしくても持ち続ける。できないと思い続けながらも、
持つのはくるしいけど、ひとでありたいから。2016.6.19朝