できごと

施設にいた子に対して隣り合わせであるはずの全ての福祉について

より深く考えたい時に思うことがある・・・
私は施設にいた子に対して隣り合わせであるはずの全ての福祉について知識を深めたい。
里親関連本は、あるきっかけで7割ほど読むようになったのが2016年〜。
読み始めたらすでに多くの里親関連本があった。里親へ行ける子はこれからも増えていくと思う。

 

もう1つ、私は知りたい、これから実の母への支援などもより増えてくれるのか。少しずつ私はまず女性福祉について理解を深めたい。実母さんへの支援も里親さんへの支援も増えてほしい気持ち。

 

私は里親ということばを知ってから、大阪の家庭養護促進協会の機関紙『あたらしいふれあい』を知るまでに5〜6年かかった。即、購読した。自分のことと思わなかったので検索しなかった事や、長期記憶として残るほどには里親団体を知らなかった事が背景にある。
まず里親制度について読みたいのだと、これが自分の人生で知りたかった事だとやっと気がついてから、ある里親関連の集まりで、東京ウィメンズプラザに会報類が多いと教わった。

 

近くの男女参画センターは行ったことがあったけれど、都のウィメンズプラザの資料の部屋に、女性福祉の会報や雑誌や資料が並んでいるとは全然思いもよらなかった。近くの男女センターより全然多い。15以上は読みたいものがある。

 

確か2018年ごろから、国会図書館で過去のふれあい紙が読めるようになった。それでじっくり読んできた。
2016年以前は里親・福祉本を全く読まなかった。たぶん私は自分の人生を歩むために、共に過ごしてた子ども達の母やこの世界はどんななのかと感じ、納得して歩んでいきたいのだと思う。

 

はじめて大きめな図書館の福祉の棚へ行ったのが2018年3月下旬ぐらい。

(それと、目を少々わずらって登録したサピエ図書館で、養子と検索して死刑囚を養子にした牧師女性の本を知ったと思う。)

そこで、ここはじっくり読もうという気持ちにさせられる本があった、
たしか、
母である大人女性一人ひとりをねばり強く、「心は2歳のお母さん」としておかずを作ったりする。子どもの着替えや洗顔、保育園の送り迎えなど丁寧に全てを代わってやり、2歳の母はこんこんと眠る。1年半ほど過ぎた頃、「このように安心して眠り慈しまれた事は生まれてから1度もなかった」と母が言い少しずつ力が育まれて、子どもにどうしたらいいかわかって、動き出せるようになった話・・・。

(あとで書籍名を見直したら『母子寮と母子生活支援施設のあいだ』という本だった。)

 

私は特に、私の子ども時代、あの場所にいた小さな子達の事を気にかけている・・・
でも同時に(少し読んだだけだけど)実の母への支援関連本を読むと、福祉支援の必要な母とは、子どもとして慈しまれた事が1度もない、そうされてほしい存在なのだと私個人は思った。
私は母ではないけれど、自分を慈しみ育てることに専念したいと思う。