できごと

子供達だけに密かに独房と呼ばれてる部屋

2017.10.15のリアルノートより
 
 ・・・あるときまた、子ども何人かの取っ組み合いがあった。すごい声、罵り合うような叫び声が続いた。

 

 わたしははらはらして・・・それは廊下あたりで起こっていた。居間の方かどこかにわたしはいて、急だったので竦んでいた。こういう場所ではどうしようもなく、しばらくぼんやりうろたえていた。初期の頃わたしは「ここは魔物の館?」みたいにショックを持っていたけれど、もうこの取っ組み合いには慣れっこになって、麻痺して、固まっていたけれどよくあることなのだと考えつつあった。

 

 しばらくすると、どこからか(覚えてない)大人が現れ、そしてとにかく魔女狩り裁判のようになった。それで、何人かの大人と、何人かの子ども・・・避けるやりとりが始まる。

 

 その時わたしはもう知っていた、こうなった時誰かが、子供達だけに密かに独房と呼ばれている部屋へ入れられることを。それはちょくちょく〜時折あったのだ。独房の定員が一名だともすでに知っていた。それで、避けることが・・・行われる。

 

 その場の全員、「一体どういうことなの、誰が原因なの?」という話にはいっていく。わたしは近くですくんでた、「さあ、どういうことだか・・」というような雰囲気で首を傾げていたと思う。


 そして今思えば、一番あれこれ、独房へ入らないために「鎮まりなさい、この子があれこれしてきた」「この子がこうしたんじゃない?」と話ができない子が呼ばれるのだ。パニックになっている感じがする。怯えながらひっぱり出され、床に倒されたか倒れたりして、その体勢でひっぱられたために頰か肌が、床にこすれて聞きたくない音をたてていた。その子が部屋に入れられ、わたしは、とてもほっとした。

 

 それを、書かなければ・・・・・・いけない。その子がしょっちゅう入っていれば、わたしは入れられないことを、わたしは多分どこかで知っていた。

 

 独房に入らないために誰が何をしたか、入らないためにわたしがどれほど避けたか、どれほど無雑作にそれが行われたか。ちゃんとした大人に来てもらい知って欲しかった、それと同時に、わたしのしたことを知られたくない気がする。この話は狼狽えながら書いたため、いつかもう少しだけでも動揺していない言葉で表現できたらと思う

 

 まず長い期間、度々、わたしは「わたしがそこのベッドを一つ使い、時折独房へも入ったことで、他の子どもがそういう目に遭わなくてすんだのだ」という思考をしていた。それはOKな思考だった、わたしには何も問題なかった。なのに、誰かが入っていればわたしは入らなくてすむというような思いになるなんて。
★特に最後の段落は後でもっかいなんか書きたい回想したい内容がある かなり書き直したがってるから