あじさいと海の写真を現像しに行きたいです。

里親VS施設:私が声をあげたいのだからこそ、他の者の言葉を打ち消したくない

 

里親VS施設:私が声をあげたいのだからこそ、他の者の言葉を打ち消したくない


結論

 私が「一時期でも旅館みたいな静かな里親家庭へ、避難したかった!」と声をあげたいのだからこそ、里親のところは嫌だ!と声をあげる子どもの言葉を、聴かないことを、私は自分に許さない。

親権その他の法に関係なく、子どもが
「施設はいやですてきな家庭へ行きたい」
「新しい家庭はいやで施設へ戻りたい」
「(別の)施設を選びたい」
「生みの親から離れ施設へ行きたい」
「(主に年上の子かな)里親を選びたい」
「施設へ戻った。しかし施設より別の里親を選びたい」

(選択肢として年上の者には一人暮らしも入ってくる、でもここでは横に置く)
この選択肢を、柔軟に気さくに使えるようになってほしい希みがある。

 

そのわけ

 私の気持ちは、以前から、言葉にならないまま心の中に存在してた。今回、書籍「他人が子どもを育てるとき 里親と暮らした50人の今」を読んで感想が出てきて、心の中がまとまるようになった。

 

 子どもが、この里親家庭は嫌だから別のところへ行きたい、施設へ戻りたいという場合の保証もあってよいのではと思ってる。(特に年上の子どもはその保証が要る気がする。)

 それは施設/学園で、ここは嫌だから別のところへ、里親家庭へ行きたいと言う時に、その子どもの必要が叶えられてほしいのと同様に語りたい事。これを語る時、里親家庭が嫌な子どもの事も語りたくなる。どちらの保証もあってほしいのだ。


 里子さんの本を読むと、「私には里子の意識がなく、両親(里親さん)のところで本当に良かった」という言葉もあり、「本当に里親のところはいやだった。施設に戻りたかった。施設が良かった」という言葉もあった。どちらも、実感に裏打ちされた言葉が並び、本人の実感のある人生の様子が伝わってきた。(ここではたとえばよりすてきな里親家庭、その子のニーズにとてもよく合った家庭だったらどうかというのは横に置いとく)

 

 「子どもの言葉を聞き、よく見守って、子どもの必要性を確認し、その子どもにとって必要な環境を整える」「(特に年上の、里親家庭へ行くことに不安のある)子どもにもし里親家庭で何かいやだったら、施設に戻れる。戻る案もある。柔軟性があると伝える」というような、「子どもが行った場所が必要性を満たさない場合、行き場を変更できることが大事。これが可能な事実を(必要な)子どもに伝えるのが大事」という文をほぼあまり読んだことがないので、ここで書いておきたくて。

 (これをたとえば書籍あたらしいふれあい4に書かれていた場合にあてはめるのは違う。その場合では、家庭養護促進協会の人が訪問に行くと、その男の子は(帰されるのか?)と気が立って、訪問者が「私は1人で帰るからね。連れ戻しに来たのじゃないよ。安心していいよ。」としっかり伝えて、子どもはやっと安心していた。このような子どもにしてほしい内容とは違う。でもこの記事の文脈とは違うのでこれも横に置いとく。)

 

 上記を踏まえると、(特に年上の子どもに対しての)季節里親、一時期の養育里親の必需さも見えてくる気がする。だんだん分かってきた。私が子どもの時、あの一時期、見守って見定めて私の必要を考え実行してくれる大人がいなかったこと。

 

 子どもの私の言葉でいうと、一時期でも旅館みたいな静かな里親家庭へ、避難したかった。今私のところには、1週間に1枚、「あなたの愛の手を」欄が送られてくる。季節里子になりたかった私はその1枚を毎週読んで、多くの方が幼い子どもの生涯を考えてくれているのだと実感し、気持ちがおだやかになる。


 別の人の真実の言葉はきっと「この里親家庭は全然良くなくていやだから、まず施設へ戻りたい。自分で決めたい」というような言葉になるのかも。この言葉は空想だけど、私が「一時期でも旅館みたいな静かな里親家庭へ、避難したかった!」と声をあげたいのだからこそ、里親のところは嫌だ!と声をあげる子どもの言葉を、聴かないことを、私は自分に許さない。

 

 子どもたちは親権に踊らされてる印象。養子縁組は幼い子に特に必要と思う。乳幼児からの施設暮らしは大ダメージだから。でも親権問題がつきまとってあたらしい家庭へ行けない幼い子もいるし、もしかしたら養子縁組をして、その家庭が悪かった場合もあるだろうし。たぶんどれがいいとか一概に、言わなくていい事なんだ。

 

 私には、親権その他の法に関係なく、子どもが「施設はいやですてきな家庭へ行きたい」「新しい家庭はいやで施設へ戻りたい」「(別の)施設を選びたい」「生みの親から離れ施設へ行きたい」「(主に年上の子かな)里親を選びたい」「施設へ戻った。しかし施設より別の里親を選びたい」(選択肢として年上の者には一人暮らしも入ってくる、でもここでは横に置く)この選択肢を、柔軟に気さくに使えるようになってほしい希みがあるのだと分かってきた。

優柔不断な希みではないと思う。2016.5.12